・金木犀の香りはどのような香り?
金木犀(きんもくせい)は、道を歩くと公園や学校の校内、民家の庭先から漂ってきます。その香りはとても強く甘い香りです。オレンジ色の小さな花ですが、桜のようにほのかな香りとは異なります。
含まれているいくつかの成分にβ-イオノン、リナロール、γ-デカラクトンがあります。フローラル系の香りに加えて、γ-デカラクトン成分のココナッツのような甘い香りだけど、昆虫が嫌がる成分が入っています。
人によっては好き嫌いの好みがはっきりする香りでもあります。
・金木犀の香りはどのような効能・効果があるの?
金木犀の香りは、場の臭い消しの役割もありトイレの芳香剤としても使われています。
香りには、気持ちを穏やかにするリラックス効果を含むのでストレス時や精神不安な状態にも作用します。また、空腹を抑える働きもあるので、過度の食べすぎを防ぐ効果もありダイエットサポートとしての効果もあります。その他、目の疲れや炎症を鎮める効果も含まれます。
自分で香水を作ることも可能です。開花時期が秋頃ですが香水であれば年中通して使用することが出来ます。
・ムスクの香りはどのような香り?
ムスクの香りは、直接嗅ぐととても甘くて濃厚な香りです。日用品の中にもあらゆる所で使用されています。
ムスクは元々雄のジャコウジカの香嚢から採れるものですが、動物保護団体の目線から条約が設けられ今ではほとんどが合成ムスクとなっています。
ホワイトムスクとは、この合成ムスクのことを言い動物性油脂も含まれます。使われるものによって、ムスクに色んな香りが加わるので、ムスクそのものの香りではありません。
恋愛での媚薬として魅力的な香りを持っています。
・ムスクの香りはどのような効能・効果があるの?
長時間の香りを保つことで甘い香りが浸透し、体内ホルモンを整えることが出来ます。
男性にモテたい、気になる異性と付き合いたい時にもムスクの香りが用いられることが多いのは、ホルモンの状態が整うことでその人本来の良さが引き立ち男性を魅力的に引き付けるのでしょう。
男女とも共通に好まれる香水はプライベートで使用すると良いでしょう。
・ベルガモットの香りはどのような香り?
ベルガモットは柑橘系の香りです。フレッシュで甘いオレンジの香りがします。柑橘系ですがレモンや酸っぱさを感じるミカンの香りとは違い甘めでフレッシュです。
アロマや香水、紅茶の香りとして使用されています。ベルガモットはイタリアのサンサンと降り注ぐ太陽の下で名付けられました。
年代や性別を超えて好まれる味であり香りも同じく受け入れられています。
・ベルガモットの香りはどのような効能・効果があるの?
ベルガモットはアロマオイルで使用されています。
香りを嗅いだ瞬間から、鬱気味を改善する働きがあります。気分が沈みがちな時、心身のバランスを崩してしまいがちな状態の時に、元気が湧いてくる感覚と同時に気持ちが明るくなる効果を得られるでしょう。
また、ストレスから食欲不振に陥った場合も胃腸炎を改善する働きがあります。
・沈丁花の香りはどのような香り?
沈丁花(じんちょうげ)は、常緑低木です。
硬めの花びらは白色にピンクが混ざっていて近くを通ると強めの香りがしてきます。この花は桜のように上から花びらが落ちてくるわけではありませんが、とても強い香りを発しているので風と共に漂います。
グリーン系の香りに加えて甘いスズランのような香りがします。
・沈丁花の香りはどのような効能・効果があるの?
沈丁花の香りは、薬草として使用されていたので風邪などの鎮静作用もあります。
気分が沈みがちな時には、安定剤としての効能もあるので使用することで気持ちが落ち着いていきます。甘い香りはリラックスさせる効果もあります。忙しく日々を過ごされている方、身体の免疫や抵抗力が下がっている時にも効果的です。
・ジャスミンの香りはどのような香り?
ジャスミンは、花の精油の女王と呼ばれています。
アロマにも使用されますが、花の香りが一番強い夜に採られることもあり、大変貴重で高価なものです。良い香りがすると思ったら、ジャスミンの香りかも知れません。
ジャスミンは甘くてグリーン系の香りがします。その香りは、クチナシにも似ています。
・ジャスミンの香りはどのような効能・効果があるの?
ジャスミンの香りには、主に女性の婦人科系に効果を発揮します。
恋愛で悩んだり、心配したりと繊細で心が不安定になる時、女性のホルモンと密接に関わっています。
ジャスミンの成分には、ホルモンのバランスを整えたり気持ちを癒す効果があります。ストレスが顕著に現れやすい子宮トラブルにも効果的です。
・オススメの香りの使い方はこれ
香りには、その時の状態で好みがあります。主にプライベートな時間や自宅で使用しましょう。職場など他人がいる場所は、自分の好みでも苦手な人もいるので気を付けて下さい。
香水は、お気に入りの香りをいつでも嗅ぐことが出来ます。自宅でリラックスする時や就寝前には、精油をアロマポットやアロマデュフーザー、ローソクに垂らしたり、視覚と嗅覚を刺激するととても効果的です。朝までリラックスが続くので、次の日には気分が変化します。
また、妊娠中には気を付けるアロマオイルですが、香りと共に肌に浸透させるマッサージもオススメです。香りと一緒に、お肌も流してもらうことで脳からも身体からも効果を発揮するからです。
香りは、苦手なものを嗅ぐ必要はありません。
上の5つの香りは、日本の四季でも自然に香るものがいくつかあります。
恋愛にはムスクやジャスミン、気持ちを上げたい時にはベルガモット、ストレス過多な時には、金木犀や沈丁花と自分の心身の状態で選ぶことが良いでしょう。
香りは瞬時に効果を発揮します。気分を変えたい場合は、日頃の香りをチェンジしてみてはいかがでしょうか。人工的な香りが苦手な人もいますので、その点は香りを使用する場合も留意してください。
アロマは自然から採れたもので、市販されている香りがすべて天然のものとは限りません。アロマオイルを使用する時には、精油を確かめて購入すると良いでしょう。