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香りの薬理効果で効率的にダイエット!肥満の悩み別に香りを活用する方法とは?

香りの薬理効果で効率的にダイエット!肥満の悩み別に香りを活用する方法とは?

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香りでどうやってダイエットするの?」と思う人も少なくありません。肥満といっても、食べ過ぎ太りやむくみ太り、脂肪太りなど種類があります。香りは体と精神に働きかけて、太る原因を改善。ダイエットに効果的な香りは意外とたくさんあります。その香りの種類と活用術を肥満の悩み別にご紹介しましょう。

 

体に影響を与える香りとは?

身の回りにはたくさんの香りがありますが、ダイエットに関係する天然の香りはハーブなどの植物から香る匂いです。 現在、ハーブと称されている植物は約3000種類、特に薬用として活用されています。

 

アロマテラピーの香り

エッセンシャルオイルと呼ばれる精油はハーブから香りの成分だけを取り出したもの。
アロマポットで炊くなら、部屋中に心地良い香りが行き渡ります。お風呂に一滴入れてリラックス感を高めることもできますし、ローションを作って顔や体に塗布しマッサージすることもできるでしょう。

 

料理で使う香り

ハーブは香草と呼ばれていますので、香料として食することもできます。例えば、料理の時はアクセントや隠し味として、ティータイムにはハーブティーとして活用。ハーブの成分が体に入ったり、独特な香りが鼻から吸入されたりして、薬理効果を発揮します。

 

育てて楽しむ香り

生花店や園芸店などでは育てやすいハーブの植物が鉢植えとして販売されており、成長を楽しみながら香りも満喫できます。花びらを乾燥させるなら、芳香として使うことができますし、お風呂に入れて楽しむこともできるでしょう。

 

見て楽しむ香り

植物を乾燥させたポプリがあります。お花やハーブ、スパイスなどをポットや瓶などに入れてゆっくり熟成。ちなみにポプリは見て楽しんだり、作る過程を楽しんだりするなど趣味や観賞用のため、体に影響を与えることはほとんどありません。

 

香りは見たり、嗅いだり、食べたり、飲んだりすることで体に影響を与えますが、香りでダイエットするためにはポイントをおさえることが重要です。
太りにくく痩せやすい体になるために、効果を発揮する香りの種類や活用術を具体的にみていきましょう。

 

食べ過ぎて太る人はストレスを軽減する香りを活用しよう

 

食べ過ぎ太りの原因とは?

太る原因は消費するエネルギーよりも摂取するエネルギーが多いことです。
身体の消費エネルギーを増やすためには運動が必要ですが、車やエレベーターなど便利な現代社会では、以前よりもつい体の動きが減っている人も少なくありません。

ダイエットは日常生活の消費エネルギーを知って、食事の量に気をつけることが重要です。摂取エネルギーが多いのであれば、食物を減らすことは必須になりますね。

しかしながら、ストレスや疲労が蓄積されると「甘い物が無性に食べたくなる」「いつも以上に食べてしまう」という人もよくいます。ストレスから暴飲暴食になる傾向は誰にでもありますし、特に女性は月経前に食欲が増してダイエットしにくくなるでしょう。

 

香りが食欲を抑える理由とは?

香りは脳の食欲中枢に信号を送ることができるため、消化器のコンディションを整える働きをします。

香りのもとになる物質は小さな匂い分子を発散させており、その分子が鼻から入ると、化学信号が脳に素早く到達。香りの匂い分子や濃度はさまざまなので、ルートもそれぞれ異なります。視床下部や脳下垂体に届くと、自律神経系や内分泌系、免疫系がさまざまな影響を受けるため、身体や精神が変化することに。

香りの種類には自律神経のバランスを調整したり、精神を落ち着かせたりするものや、ストレスを緩和したり、満たされた気持ちをもたせたりするものがあります。

 その香りを嗅ぐことでリラックス。

イライラがおさまると「さっきまで無性に食べたかったのになぜ?」といった気持ちになります。食欲が低下して、ドカ食いを防ぐことができるのでダイエットにつながります。

 

食欲を抑える香りとは?

ストレスで異常に食欲が出てしまう時はアロマやハーブティーの香りで気分を変化させましょう。

基本は好きな香りを選ぶことですが、心を鎮めたい時や平穏な気持ちになりたい時におすすめの香りをチョイスします。ちなみに、初心者でも安心な万人向けといわれているのはラベンダーの香りです。

 

食欲を抑えるエッセンシャルオイルの香り

ラベンダー・ローズマリー・イランイラン・フェンネル・ゼラニウム・グレープフルーツ・レモングラス・ジンジャー・ブラックペッパー・バジル・ベイ・ベルガモット・カルダモン・シナモンリーフ・シトロネラ・クラリセージ・フランキンセンス・ペパーミント・プチグレン・ローズオットー

 

食欲を抑えるハーブティーの香り

セントジョーンズワート・ラベンダー・カモミール・レモンバーム・ジャスミン・フェンネル

 

食欲を抑える香りの活用術とは?

 

ミストスプレーを携帯する

猛烈に食欲がわいてきた時はアロマのミストスプレーを活用しましょう。

 

香りを手のひらにスプレーして吸入。

携帯用の小さなスプレー容器にアロマミストを作っておくと、いつでも手軽に活用できます。
最も簡単な香りの嗅ぎ方はティッシュに借りを含ませて嗅ぐことですが、外出先などでもすぐ使えるように携帯用が便利です。

 

残業など遅めの食事の時も、ダイエットストレスをリセットしましょう。

 

部屋にアロマを拡散させる

香りの効果を体感しやすいのはアロマテラピーで精油を拡散させる方法です。
部屋中に漂う香りで自然に気持ちが落ち着いて、正常な食欲に戻すことができます。

アロマグッズはインテリアとしてもお部屋を素敵に演出。自分のお気に入りを見つけて、香りとともに居心地の良い空間でリフレッシュしましょう。

 

アロマバスに入る

入浴バスにエッセンシャルオイルを入れた湯船に、ゆっくり浸かることもできます。特に、普段シャワーで済ませている人は少し時間をとって、アロマバスで半身浴をしてみてください。入浴中にピリピリしていた神経が徐々に穏やかに。

お風呂上がりには、入浴前の強い食欲が「こんなにおさまるの⁉」と感じるくらい変化しますよ。

 

ハーブティーを飲む

ストレスをリフレッシュして、リラックスするためにハーブティーもおすすめです。
中でも、リラックス効果が最も高いといわれているのはセントジョーンズワート。
食前に飲むと食欲を抑えることができるといわれているのはフェンネルです。

 

脂肪太りの人は脂肪を燃焼させる香りを活用しよう

 

脂肪太りの原因とは?

二の腕やお腹の周り、お尻の周りや太ももなど、つまめるほどあるのがぜい肉です。特に、男性はお腹周りに内臓脂肪がつきやすいりんご体型に、女性は皮下脂肪がつきやすい洋ナシ体型になります。

 また内臓脂肪は落ちやすいのに対し、皮下脂肪はなかなか落ちません。特に30代以降、加齢とともにどんどんたるんでいきますよ。

脂肪とは異なりますが、脂肪細胞の周りの組織に水や老廃物が蓄積するセルライトもできやすくなるでしょう。セルライトは脂肪がより燃焼しにくくなった状態。

「見苦しいふくらみが…」と気になりながらも、そのままにしておく人も多くいます。

 

香りが脂肪を燃焼させる理由とは?

香りの中には脂肪を燃焼させるものがあります。実際に、香りで痩せる理論を開発したのが資生堂の難波富幸博士です。

 通常、体の皮下には白色脂肪細胞があって2つの働きをしています。

1つは脂肪を蓄えること、もう1つは蓄えた脂肪を分解してエネルギーとして供給すること。この2つのバランスのうち、脂肪を分解して燃焼させる方に重きが置かれると、脂肪が減少していくというわけです。

 実際に、ある種の香りを嗅ぐと交感神経が活性化して、ノルアドレナリンの分泌が促進。白色脂肪細胞の中で、中性脂肪を燃焼させるたんぱく質があらわれました。

 カフェインを併用すると、さらに効果が上がることもわかっています。

 香りの種類には、基本的な化学構造が唐辛子の辛味成分カプサイシンや、生姜の辛味成分ジンゲロウと共通しているものもあり、中には脂肪燃焼効果が最も高いものもあります。

 実際のエピソードですが、運動はあまりしていなくて、食事には気をつけている40代女性の場合、一向に体重が減らず、お腹周りの脂肪に変化なし。

 そこで、脂肪溶解作用や血行促進作用、老廃物浄化作用のあるエッセンシャルオイルをブレンドして、毎日お風呂上がりにお腹のマッサージ。

 

1ヶ月後にスカートがクルクル回るほど、ウエストゆるくなったという報告があります。

 

脂肪を燃焼させる香りとは?

脂肪を燃焼させる香りは肥満を予防するだけでなく、ダイエット中の停滞している体重を減らしたい時にもおすすめです。 

ローズマリー(ベルベノンタイプ)・ユーカリ・ヤロウ・ゼラニウムなどは脂肪を融解させて、体脂肪を減らす働きがある成分ケトンが含まれています。

グレープフルーツには体脂肪の分解を促進する作用のある成分ヌートカトンが含まれていることも分かっています。

脂肪細胞の周りの組織が固くなって、水分が閉じ込められてしまったセルライトに効果のある香りもありますよ。

脂肪の燃焼を助けるエッセンシャルオイルの香り

グレープフルーツ・サイプレス・サンダルウッド・シダーウッドアトラス・ブラックペッパー・ローズマリー(ベルベノンタイプ)・ユーカリ・ヤロウ・ゼラニウムなど。

 

セルライトを改善するエッセンシャルオイルの香り

グレープフルーツ・ジュニパーベリー・レッドタイム(タイムチモール)・サイプレス・フェンネル・キャロットシード・ジンジャー・ローズマリー・ビターオレンジ・レモン

 

脂肪の分解を促進するハーブティーの香り

リンデン・アーティチョーク

 

脂肪を燃焼させる香りの活用術とは?

 

エッセンシャルオイルを脂肪がついている部位に塗布する

脂肪の燃焼を助ける香りは、脂肪が気になる部位に塗布しましょう。香りに慣れてくると、効果が上がりにくくなりますので、香りを変更することもポイントです。

 

エッセンシャルオイルでマッサージする

特に、塗布した部位をマッサージすると効果がよりアップします。
皮下脂肪は皮膚の深い組織ですので、ペトリサージと呼ばれるもみ方がおすすめ。手の親指と人差し指の付け根部分で脂肪をつかめるだけつかみ、指に力を入れてもみます。脂肪の組織をかき回すようなイメージでもみほぐしましょう。

 

ハーブティーを飲む

脂肪を分解する働きがあるハーブティーを活用しましょう。
「ちょっと味が苦手…」と思う人はブレンドして飲みやすくすることもできますよ。

 

むくみ太りの人は血流を良くして老廃物の排出を促す香りを活用しよう

 

むくみ太りの原因とは?

特に女性に多くみられますが、むくみが原因で太る人もいます。

 足と足首に水分が停滞するため、「夕方になると靴がきつくなる」「ふくらはぎがパンパンになる」など痛みを感じる人も多いですね。長時間立ったままの仕事をする人や座りっぱなしの姿勢をする人、運動不足の人や女性であれば、月経前の緊張状態からむくむことが多いでしょう。

 また、体の冷えからむくむこともあります。

体が冷えると、血液が体の隅々まで巡ることができず血行不良に。酸素や栄養素が行き渡らず、二酸化酸素や老廃物の排泄も滞って、基礎代謝が低下し、太りやすい体質になってしまいます。

 

香りがむくみを解消する理由とは?

香りの中には、血流を促す作用のものや毛細血管を拡張させて、体の温度を活性化するものがあります。

特に、入浴やマッサージなどで使われるアロマテラピーのエッセンシャルオイルは、薬効成分が皮膚表面から吸収されて体内へ。 温浴の相乗効果もあって体が芯から温まり、たまっていた老廃物や疲労物質がスムーズに排泄されます。

 

2の心臓とも呼ばれるふくらはぎは、下半身にたまった血液を心臓に押し出す役割があるため、全身の血流が良くなって代謝アップにつながります。

 特に女性は疲れや汚れが体の中にこもってしまうと、婦人科系の病気を引き起こしやすい傾向に。PMSと呼ばれる月経前症候群の不快な症状にはむくみなどもあります。

香りで女性ホルモンのバランスを安定させると、代謝も活発になりますよ。

 

むくみを解消する香りとは?

むくみを解消する香りは老廃物や水分の停滞に効果的です。

 特に、身体の全身にあるリンパ系に働きかけて刺激し、血流を良くしたり、毒素や停滞している水分を減らしたりする働きをします。柑橘系の香りに多いのですが、組織の血流が静脈内に停滞するのを緩和する働きや利尿作用も。

 ブラックペッパー・ジンジャー・ジュニパーなど、血行を促進する働きがある香りを合わせて使うなら効果がアップします。

 むくみを解消するエッセンシャルオイルの香り

グレープフルーツ・スウィートオレンジ・ゼラニウム・キャロットシード・サイプレス・マンダリン・ローズマリー・ジュニパーベリー・フェンネル・ブラックペッパー・ジンジャー・ジュニパー

 

むくみを解消するハーブティーの香り

ネトル・レモングラス・ジュニパーベリー・リンデン

 

むくみ太りを解消する香りの活用術とは?

 

エッセンシャルオイルでリンパマッサージをする

エッセンシャルオイルを使ってリンパマッサージすると、むくみがひいて脚全体が細くなります。リンパ系のトリートメントは、免疫機能や代謝機能の働きを整えるため痩せやすい体に。

異物のろ過や免疫の働きをしているリンパ節を中心に、皮膚の表面をそっと押したり、リンパ管に沿ってマッサージしたりしてください。

 むくみの原因である冷え性も改善されます。

特に、重力に逆らって心臓に運ばれる下半身の血液は戻りにくいのが特徴です。ひざの裏やふくらはぎ、足首の周りの塗布して足の付け根に戻す感じで流しましょう。

 

エッセンシャルオイルを入れて足浴・手浴をする

フットバスと呼ばれる足浴もおすすめです。

方法は、ボウルか洗面器にお風呂より少し熱めのお湯を入れて、エッセンシャルオイルを12滴たらすというもの。両足をそっとお湯につけると徐々に温まって気持ち良くなります。1015分くらいで充分温まるでしょう。

 芳しい香りでリラックス、エッセンシャルオイルの薬理効果でむくみが改善されます。

 また、身体の末端部分である手を温めて、冷え性を改善する手浴もあります。天然塩にエッセンシャルオイルを加えて、よくかき混ぜたバスソルトなら、ポカポカと温まって代謝も上がるでしょう。

 

ハーブティーを飲む

むくみを解消するハーブティーはデットクス効果が。リンパの流れも良くなって新陳代謝もアップします。

 ダイエットに香りが効果的な理由には、きちんとしたメカニズムがあることが分かります。

 また、ダイエットに効く香りの種類はたくさんありますので、実際に嗅いでみて気に入ったものを選んでくださいね。自分が好きな香りであれば、リラックスしたり楽しんだりできるからです。

 活用術は日常生活の中で無理なく続けられるものをしてみましょう。

香りを活用して効率的なダイエットを目指してください。

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