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精油一本でお手軽アロマライフを楽しう

精油一本でお手軽アロマライフを楽しう

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雑誌や広告など、最近はいろいろな場面で、香りについての話題を見かけることが当たり前の時代になっています。

アロマテラピーやアロマといった言葉は聞いたことがあっても、内容がいまいちわからないという方や、興味があってもどう利用すればわからないという方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんなときにおすすめの、身近なものを活用してアロマを生活に取り入れる方法をご紹介します。

 

アロマテラピーとは

 普段意識したことがない方でも、季節や天候で、部屋に帰ると嫌な臭いにがっかりしたという経験のある人は多いでしょう。

実は香りが人に与える影響は、思っている以上に大きいといわれています。

そもそも、鼻から脳へつながる嗅神経は、ほかの神経に比べダイレクトに感情や自律神経、記憶などの大切な分野につながっています。

そのため、香りを取りいれ自分でコーディネートすることは、毎日の過ごしやすさやポジティブな感情へ自分を方向付ける手立てとなります。

 

エッセンシャルオイルで手軽に香りをプラスする

 アロマテラピーの中で、もっとも一般的で手軽に利用できるものがエッセンシャルオイル=精油です。

精油には、いろいろな植物から抽出した香りが閉じ込められています。

小さい小瓶に入っていることが多く、手に入りやすいため、おすすめのアイテムと言えます。

使用する際の注意点は、原液のまま使わないこと(例外もあります)、引火性なので火のそばに近づけないことなどがあります。

アレルギーが心配な方は、使う前にパッチテストで確認しましょう。

 

持ち歩ける香りを作る

 自分の好きな香りを持ち歩き、ふとした時に楽しめたらよいと思ったことはありませんか?

精油をつかって、簡単なポータブルフレグランスを実践しましょう。

一番簡単な方法は、手持ちのティッシュやハンカチなどに、精油を12滴たらし、カバンやポケットに忍ばせておく方法です。

肌に直接触れないように工夫をしておけば、原液のまま香りを移すことができ、香りが長続きします。

割りばしを折って精油を垂らし、小さい子袋に入れて持ち歩くことで、簡単なサシェのように楽しむこともできます。

精油のあとが染みになることもあるので、衣服などにつかないように注意しましょう。

 

部屋の気になる匂いを取り除く方法 手作りルームフレグランス

 部屋に入った時に、良い香りを楽しみたいと思わない人はいないのではないでしょうか。

アロマを活用したルームフレグランスにも、いろいろな方法があります。

一般的な方法としては、自家製のルームフレグランススプレーを作る方法です。

ルームスプレーのレシピをご紹介いたします。

 

無水エタノール:5ml

精製水:45ml

お好きな精油(エッセンシャルオイル):10滴

 

精製水や無水エタノールは、薬局などで手に入れることができます。

無水エタノールが入ることで、保存状態がよくなりますが、二週間程度を目安に使いきるようにしましょう。

また、無水エタノールはアルコール成分97%以上のウォッカなど、度数の高いスピリッツでも代用できます。

材料を混ぜてスプレーボトルに入れたら完成です。

そのほかにも、身近なものでルームフレグランスを作ることができます。

家に帰ってきたら用済みとなってしまう保冷剤をフレグランスに活用します。

いらない瓶やカップに、保冷材の中身を出し、精油を混ぜて置いておきます。

保冷材の中身はゲル状になっているので、香りが比較的揮発しにくく、少しの間ですが即席のフレグランスになります。

小さい保冷材に、精油を1020滴混ぜましょう。

お子様に手の届かないところで使いましょう。

 

身近なものを使ってアロマバス

 アロマを生活に取り入れると聞くと、身近な方法として思いつくのがアロマバスではないでしょうか。

お気に入りの香りを使ってリラックスバスタイムを楽しみたい。という方も多いでしょう。

しかし、いざ手づくりをするとなると、天然塩やキャリアオイルなど、ちょっぴり準備が面倒と感じてしまいます。

そんな方におすすめのアロマバスをご紹介いたします。

精油を使ってバスタイムを楽しむとき、一番心配なことは、精油の油分がお湯に溶けないという点です。

精油の油分で構成されているため、そのままだとお風呂のお湯に溶けだすことがなく、原液の油分のままになります。

そこで、お風呂に入ると原液の部分が肌に直接触れる可能性が高くなります。

そのため、バスソルトやバスオイルなど、お湯に溶けやすい形で精油を希釈して使うのが一般的です。

その際も、体に取り入れても問題のない天然の塩やキャリアオイルなどを準備することが定番となっています。

しかし、家においてある意外なものが精油の希釈に使えます。

例えば、コーヒーミルクのポーションです。

ミルク成分が精油と混ざり合い、精油成分を薄めてお湯に溶けだしてくれます。

同じように生クリームや脂肪分の入った牛乳でもバスミルクを作ることができます。

コーヒーミルクは2個、生クリームや牛乳は小さいコップに半分程度を目安に、精油を35滴混ぜて使うとよいでしょう。

 

夏のデオドラントはナチュラルに

暑い時期、気になる匂いの対策もお手軽アロマがおすすめです。

気になる汗の匂いや足の匂いなどは、汗の栄養分で雑菌が繁殖することで起こります。

精油の中には殺菌作用があるものがたくさんあるので、それらの香りを使うことで雑菌の繁殖をおさえ、デオドラント作用が期待できます。

利用したい香りは、ティートリーやペパーミント、レモン、ラベンダーなど手に入りやすい精油です。

ティートリーとラベンダー以外は、刺激が強くなるので、つけすぎに注意が必要です。

薬局でグリセリンまたはワセリンを準備し、好きな香りの精油を混ぜるだけで完成です。

グリセリンを使うとローションっぽく、ワセリンを使うとバーム状になります。

混ぜる量はローションなどの希釈剤10mlに対し、精油1滴を目安にします。

自宅にある粉類を使ってボディパウダーを手作りするのもおすすめです。

一番おすすめのパウダーは米粉です。

さらさら感があり、体にも害のない米粉は、ボディパウダーにぴったりです。

米粉が手に入りにくいときは、片栗粉でも代用できます。

これらの米類に精油をプラスするだけでも良いですが、重曹を加えるとよりデオドラント用として期待できます。

米粉大さじ4杯に重曹が大さじ1杯、精油は34滴程度、良く混ぜてパウダーケースに入れて使います。

保存罪などは入っていないので、早いうちに使いきるようにして、こまめに作ることをおすすめします。

 

生活にかかせない匂いについて

使いきれない精油たち、どうしますか?

 アロマを使ってみたい、と思って精油をそろえてみたものの、気がつけば開封して一年がたち期限切れになってしまった、そんな経験をお持ちの方は意外と多いものです。

そのことがきっかけで、興味があっても、もう度精油を買うのはちょっととためらってしまう人も多いのではないでしょうか。

そんな期限が近付いてきた精油を一気に使い切る消臭グッズをご紹介します。

基本的に、精油の起源は開封後一年間とされています。

オレンジやレモンなど、柑橘類の精油は酸化が早いため、開封後半年と考えるとよいでしょう。

一年あれば大丈夫と思っていても、月日が過ぎるのは早いものです。

気がつけば期限が近付いている、そんなときは思い切ってボディケアではなく、消臭グッズで使いましょう。

酸化したり、期限が来て変質してしまった精油を使うことは、体に取り入れることで肝臓に負担をかけるなどの有害な影響を与えたり、肌に炎症を起こすなどのトラブルにつながる危険性があります。

そのため、体に触れたり、大量に吸い込まない方法で、精油を使う消臭グッズがおすすめです。

例えば、お掃除用においてある重曹を使って、靴の消臭グッズを作りましょう。

簡易のお茶パックに半分くらい入る程度の重曹に、精油を10滴ほど混ぜ、お茶パックに入れます。

お茶パックが荒いようであれば二重にしてもよいでしょう。

この時に使うお茶パックは、使い古したストッキングや薄い靴下でも代用できます。

お茶パックを靴箱にしまっている靴の中に入れておくことで、嫌なにおいを精油と重曹してくれるでしょう。

使うときは、パックを取り出し、こぼれた重曹が足を汚さないよう軽く靴をはたいてから履くようにするのがおすすめです。

同じように、いらないカップに重曹を入れ、精油を混ぜて靴箱やお手洗いなどに置いておくと消臭剤として使うことができます。

また、ぬれた新聞紙を細かくちぎり、精油を何滴か垂らし、しみこませます。

香りが移った新聞紙を、掃除機で吸い込むことで、掃除機の中の嫌なにおいを消してくれるグッズとして使えます。

 

精油一本のお手軽アロマで香りの快適空間を演出しましょう

 私たちは、日々いろいろな臭いにさらされています。

昔の日本家屋のように、風が通る木造の家は少なくなり、快適な分気密性が高い部屋では、においの問題と香りの演出は欠かせることができません。

また、満員電車やオフィスでも、体臭で悩む人は増え続けています。

なんとかしたいと思っていても、一つ一つのグッズを買うのは大変だし、お値段も高くつきます。

アロマテラピーと聞くと、少し難しそうに思われるかもしれませんが、実はこれらのにおいと香りの問題をたった一本の精油ですべて解決できるのがアロマテラピーです。

アロマテラピーでは、この時に使う精油のいい香りが脳を刺激し、感情を良いほうへ導いたり、自律神経などに作用し、体の免疫力を高めるなどの役割も果たすと考えられています。

単に嫌な香りを消したり、良い香りをプラスするだけではなく、そのことによって自身の心身の状態を良いほうへ、ポジティブな方向へと導いてくれることが、アロマテラピーの最大のメリットということができるでしょう。

精油は、いろいろな種類があり、初めて購入するときにはとても迷いますが、ぜひ、自分の感覚を信じ、好きな香りを一本使ってみるところから始めてみませんか?

好きな香りの精油が一本あれば、あとは自宅に普段からある簡単なものだけで、できることはたくさんあります。

日常に、香りという新しいエッセンスをつけ加えることで、気持ちの良い、快適なライフスタイルへ一歩近づくことができるのではないでしょうか。

 

 

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